事例紹介

デスクトップ仮想化で業務生産性が大きく向上

デスクトップ仮想化で業務生産性が大きく向上 株式会社 武蔵野様
- 導入ソリューション:VMware vSphere、VMware Horizon View (ヴイエムウェア株式会社)

お客様の概要

VMware Horizon Viewを導入した武蔵野

データ

ダスキン事業を基盤とし、中小企業の経営サポート事業に注力しています。実践経営塾では、「経営の 真実は現場にあり!」と説く代表取締役の小山昇氏をはじめ、多彩な講師陣による充実した講義内容を展開。仕事のなかに活かされている仕組みづくりのノウハウを学ぶことができます。他に類をみない新しいタイプの経営コンサルティングは、2000年度および2010年度と、日本で初めて2度の経営品質賞 を受賞しました。

iPadを活用する業務において、VMware Horizon Viewによるデスクトップ仮想化を導入し、働き方を変えることで業務生産性が大きく向上

「老朽化したPCを仮想デスクトップ(VDI)に移行し、すべての営業担当者が持ち歩いているiPadからも利用可能な環境を構築しました。何かあるたびにオフィスに戻らなければならなかった非効率な作業が解消され、業務生産性は30%以上向上されています」

株式会社武蔵野/高橋様

株式会社武蔵野 経営サポート事業部 部長 高橋 佑旗 氏

導入の経緯

導入目的

  • 老朽化したPCのパフォーマンス劣化の問題を解消
  • 営業をはじめとする業務部門の生産性向上
  • システム部門におけるPCサポートの作業工数を削減

導入効果

  • 仮想デスクトップにより快適な操作環境を提供
  • iPadからも各自のデスクトップ環境が利用可能となり営業生産性を向上
  • ユーザー環境のトラブル発生やOSリフレッシュにも即時対応が可能

更新コストの負担が重く老朽化したPCが社内に多数存在

オフィスや店舗、家庭向けの環境向上を目的としたレンタル商品の取り扱い、環境クリーニングサービスなどのダスキン事業を基盤に成長してきた武蔵野は、そのノウハウ(儲かる仕組み)を「経営の動くショールーム」として事業化。現在、500社を超える中小企業に対して経営サポートを行っています。

このビジネスの原動力として、同社が積極的な活用を図っているがITです。

ただ、いかなる投資も費用対効果の高いものでなければなりません。そうした中で大きな課題となっていたのが、PCの扱いです。同社システム部/インターネット事業部 PMS事務局の課長を務める高橋佑旗氏は、次のように話します。

「当社は、16拠点に分散する支店にPCを配布していましたが、ハードウェアやソフトウェアのライセンス費を含め、1台あたり25万円ものコストがかかっていました」

独立採算で活動している各業務部門にとって、この経費負担は非常に重く、どうしてもリプレースには消極的にならざるを得ません。結果、導入後5年以上を経過した古いPCも多数使われ続けていました。このことは、わずか3名しかいないシステム部門にとって、重い作業負担として降りかかってきます。

「PCの長期利用で劣化していくパフォーマンスを改善するため、システム部門では2年サイクルでOSのリフレッシュを請け負っていたのですが、早くても1台あたり3~4時間くらいかかることもあり、膨大な工数をとられます。

社内にあるすべてのPCには、とても手が回りません。PCが老朽化するにつれハードウェア故障の発生頻度も高くなるため、その対応にも追われていました」と、高橋氏は振り返ります。

さらに営業現場では、もう一つの非効率な課題が顕在化していました。営業のワークスタイル変革を推進し、営業担当者一人ひとりにiPadを支給していたのですが、日報をFAXで送信するシステムが、Windowsにしか対応していなかったのです。このため営業担当者は、その都度オフィスに戻って作業をしなければなりませんでした。

先行導入したサーバ仮想化の安定稼働の信頼からVMware Horizon Viewを導入

これらの課題解決のため、同社が検討を始めたのが仮想デスクトップ(VDI)です。すでに2010年からサーバ仮想化基盤として「VMware vSphere®」を運用してきた実績から、信頼性や安定性に対する確信があり、なおかつ運用ノウハウを継承できる「VMware® Horizon View™」に白羽の矢を立てました。

「PCを4年周期でリプレースする際のコストと仮想デスクトップの導入コストを試算して比較したところ、両者はほぼ同額であることがわかりました。ならば、PC管理工数の削減や業務の生産性向上など、より大きな効果が期待できる仮想デスクトップに移行すべきと判断し、VMware Horizon Viewの導入を決定しました」(高橋氏)

こうして、まずは営業部門を対象に2012年1月にVMware Horizon Viewが導入され、順次PCを仮想デスクトップに移行。2014年5月現在、約100VMが稼働しています。

さらに、2013年1月には一般業務用のシンクライアントの基盤としてもVMware Horizon Viewが追加導入され、こちらでも約30VMが稼働しています。

営業担当者の勤務時間を30%削減して生産性を向上
システム部門の管理負荷も30%削減

VMware Horizon Viewを導入した効果は、すぐに営業現場で表れました。各営業担当者は、常に待ち歩いているiPadやiPad mini経由で、いつでも、どこからでも、自分のデスクトップ環境を利用できるようになりました。

「日報の作成やFAX送信といった作業もiPadから行えるようになり、いちいちオフィスに戻らなければならなかった非効率が解消されました。また、老朽化したPCと比べて仮想デスクトップはパフォーマンスも大きく改善されており、これまで3~4時間もかかってしまった業務を1時間程度で完了することができます。これにより、各営業担当者の勤務時間は30%程度削減され、『深夜まで残業する必要がなくなり、早い時間に帰宅できるようになった』と喜ばれています」(高橋氏)

なお、PCに比べて画面サイズの小さいiPadやiPad miniからWindows環境を操作するのは難しいのではないかと当初思われていたのですが、これも杞憂に終わりました。VMware Horizon Viewの機能である「Unity Touch」を利用することで、たとえ、Windowsの環境でも、スマートデバイスライクな操作感が実現され、営業担当者からは「慣れてしまえば、むしろ使いやすい」と好評の声が寄せられています。

また、VMware Horizon Viewによるデスクトップ仮想化は、システム部門の工数削減の効果ももたらしています。

「従来、PCで必要だったOSのリフレッシュの工数は不要となりましたし、また従来PCの故障が発生した際にかかっていた多大な工数は、今やシンクライアント端末を交換するだけですぐに問題を解決できます。システム部門全体で、運用工数は30%以上削減できています」(高橋氏)

システム部門のメンバーは、こうして生み出された余力を本来の業務であるビジネス支援やシステム戦略の立案に振り向けることができます。

全拠点のすべてのユーザー環境を早期に仮想デスクトップに移行してガバナンスを強化

現在、仮想デスクトップは各地に分散する各拠点から使われていますが、まだ約100台の物理PCが残っています。なかには、まったく仮想デスクトップが導入されていない拠点もあります。

これらの物理PCを、できる限り早期に仮想デスクトップに移行することが、今後に向けた同社の目標です。全拠点のすべてのユーザー環境をサーバ側で運用することで、操作の快適性を高めるとともに、シンクライアント化やMDM(モバイルデバイス管理)との連携などによるセキュリティ面でのガバナンスを強化することが可能となります。

経営サポート事業を手掛ける同社ならでは、「老朽化したPCを使い続ける場合とVDIとは、コストに差はないので、それならばVDIに移行したほうが、はるかに有益です。新しくVDIを導入することでさまざまな不安はあると思いますが、プラットフォームが仮想化されることで、トライアンドエラーも非常に容易ですし、まずはVMware Horizon Viewを導入してみることをお勧めします」と高橋氏は、幅広い企業にアドバイスを送ります。

システム構成